延岡市とタケ・サイト株式会社及び株式会社ヤマウは、脱炭素社会の実現に向けた取組みとして、大気中の二酸化炭素を直接捕集する技術を活用した実証実験を行うことを目的に令和7年1月22日に連携協定を締結しました。

1. 本実証実験の検証に関すること。
2. 本実証実験を行う用地の貸付に関すること。
3. 本実証実験を行う用地の利用に関すること。
4. 本実証実験で得たデータ情報の共有に関すること。
5. 前各号に掲げるもののほか、実証実験の実施のために必要と認められること。

タケ・サイト株式会社は、産業廃棄物の生コンスラッジを原料とし、大気中の二酸化炭素を直接捕集するダイレクト・エアー・キャプチャー（DAC）技術を活用して再生炭酸カルシウム（石灰）を製造する特許を有しています。

また、コンクリート製品製造業者であり延岡にも営業所がある株式会社ヤマウは、再生炭酸カルシウム（石灰）を使用したコンクリート製品の製造・供給に取組むなど共同で実証実験を行います。

この技術の活用によって、山からの原料の切り出し作業を伴わず、加えて産業廃棄物の減量など低炭素な工事につながることが期待されており、同社が行う実証実験は、本市が取り組む脱炭素の推進に寄与する取組です。